「期間工で働いてるけど、イヤすぎて今すぐ辞めたい」
「期間工バックレようかな。退職代行使ったらどうなるんだろう」
「今すぐ、この苦しい状態から抜け出したい…」
と明日の仕事に行こうか悩んでいる方へ、期間工が退職代行を使うときの疑問点についてお答えします。

結論からいえば、期間工でも退職代行を使って辞められます。
この記事では、期間工が退職代行を使って辞められる理由や、おすすめの退職代行をご紹介します。
期間工も退職代行で退職できる!

繰り返しますが、期間工でも退職代行を使って辞めることは可能です。
退職代行のサービス内容は、「あなたに代わって会社に退職の意思を伝える」ということ。
このこと自体に違法性はなく、ほとんどの方が問題なく退職しています。
契約期間中だけど退職できる?

期間工には契約期間が定められているのですが、途中で辞められるのかな・・・

期間工など期間の定めのある人は、正社員とはちょっとルールが変わります。でも辞めることは可能ですよ!
「正社員」と「期間工」が退職代行を利用する際、どのような点が異なるのか、それぞれの違いについて解説します。
「正社員」と「期間工」、退職代行利用時の違い
正社員のような雇用の期間の定めがない労働者は、退職日の2週間前までに意向を伝えれば”いつでも”会社を辞めることができます。
「期間工」の場合は、たとえば「3ヵ月」とか「半年」とか期間を区切って契約しています。いわゆる「期間の定めのある契約(有期雇用)」ですね。
このような「期間の定めのある契約」をしている労働者の場合は、基本的に期間中に辞めることはできません。

たしかに契約満了のタイミングで辞めるのがベスト。しかし、契約満了を待たなくても「やむを得ない理由」があれば退職は可能です。
民法第628条(やむを得ない事由による雇用の解除)
当事者が雇用の期間を定めた場合であっても、やむを得ない事由があるときは、各当事者は、直ちに契約の解除をすることができる。この場合において、その事由が当事者の一方の過失によって生じたものであるときは、相手方に対して損害賠償の責任を負う。
電子政府の総合窓口 e-Gov
労働者の雇用契約の種類 | 労働者からの労働契約解除(退職) |
期間の定めのない労働者 (無期雇用労働者) ※正社員、無期雇用の派遣社員 | ・退職の自由が認められている ・原則2週間前に報告すればいつでも退職可能(民法627条) |
期間定めのある労働者 (有期雇用労働者) ※ 期間工、有期雇用の派遣社員、パート、アルバイト | ・原則「やむを得ない事由」がなければ、契約期間の中途で退職できない(民法628条) |
やむを得ない理由というのが、イマイチよくわからない方も多いと思うので、詳しく説明しますね。
「やむを得ない理由」とは?
「やむを得ない理由」となる退職理由
- 病気(身体的・精神的)やケガ
- 家族の介護
- 賃金の不払い
- パワハラやセクハラ
上記のような理由があれば、契約期間中でも問題なく辞められます。
1年以上勤務していれば「やむを得ない理由」がなくてもOK

どれも当てはまらない…..辞めるのは無理?

「やむを得ない理由」に当てはまらなくても、まだチャンスはあります。他にも条件があるので見ていきましょう。
あなたは、働き始めてどのくらいの時間が経ちましたか?「1年以上だ」という方は、やむを得ない理由がなくても大丈夫です。
労働基準法137条 期間の定めのある労働契約(一定の事業の完了に必要な期間を定めるものを除き、その期間が一年を超えるものに限る。)を締結した労働者(第十四条第一項各号に規定する労働者を除く。)は、労働基準法の一部を改正する法律(平成十五年法律第百四号)附則第三条に規定する措置が講じられるまでの間、民法第六百二十八条の規定にかかわらず、当該労働契約の期間の初日から一年を経過した日以後においては、その使用者に申し出ることにより、いつでも退職することができる。
<引用元:電子政府の総合窓口 e-Gov>

継続して1年以上働いていれば、正社員や無期雇用派遣と同様、退職日の2週間前までに申し出れば退職できます。
これまで期間工が契約期間中に辞める理由についてお伝えしてきましたが、中には「どれも当てはまらない…結局やめられないんじゃ…」と心配になった方もいるかもしれません。
しかし、退職代行に依頼するのであれば具体的な理由がなくてもなんとかしてくれます!
退職代行の担当者は、退職のプロです。辞めるときに起こりうトラブルも熟知しているので、最も安全で確実な方法で退職まで導いてくれるでしょう。
期間工を途中でやめた場合に考えられるリスク

期間工を辞める際、気になるのが「どんなリスクがあるのだろう」ということですよね。
退職して後で後悔することのないよう、あらかじめ想定できるリスクを知っておきましょう。
満了金がもらえない
期間工は期間満了まで働いた場合、退職金と似た「満了金」が支払われることがあるようです。
6ヶ月契約のトヨタ自動車の期間工の場合を例に挙げると、
※計算式:出勤日数×日額
※日額は1,500円
この計算式に当てはめると、
120(日)×1,500(円)=180,000(円)
つまりこのケースの場合は、契約満了日に18万円支給されることになります。
当然勤め先によって金額に違いはありますし、出ないところもあるかもしれません。

内容が気になる人は、雇用契約書などを確認してみてください。
途中で辞める場合は、満了金が受け取れない可能性があることは覚えておきましょう。
同じメーカーで働きづらくなる
契約満了を待たずに離職すると、特に同じメーカーの期間工の仕事には就きにくくなります。
新たな仕事に就くときに、先方の納得のいく理由を考えておいた方が良いですね。

ただ「もう期間工はイヤだ!別の仕事に就く!!』ということであれば、さほど問題はないでしょう。
期間工は給料は高いですが、期間は限定されています。これを機に新たな道について考えてみるのも良いかもしれませんね。
期間工を辞める前にやっておきたいこと

期間工を辞める際に、損をせずおトクに辞めるポイントを2つご紹介します。
有給が何日残っているか確認しておく
「期間工は短期間の仕事だから、有給はもらえないんじゃ…」と思っている方もいるかもしれませんが、期間工でも有給は付与されます。
有給(年次有給休暇)を使うことは、雇用形態問わず「労働基準法第39条」で定められた労働者の権利です。
年次有給休暇が付与される条件は次の2つです。
- 雇い入れの日から6ヶ月間継続勤務している
- 算定期間の8割以上を出勤していること
上記の条件を満たすと、1年ごとに所定の日数分の有給が付与されます。
もらえる有給の日数については以下のとおり。
(1)有給の付与日数
継続勤務年数(年) | 0.5 | 1.5 | 2.5 | 3.5 | 4.5 | 5.5 | 6.5日以上 |
付与日数(日) | 10 | 11 | 12 | 14 | 16 | 18 | 20 |
(参照:厚生労働省【有給休暇の付与日数】)
つまり、年次有給休暇は正社員、パート・アルバイト・期間工などの雇用形態ではなく、
- 週所定労働日数
- 継続勤務年数
によってもらえる日数が決まります。

半年間(6ヶ月間)連続で勤務したのであれば、10日間の有給が発生します。
有給については、会社側から使うよう促されないことも多いので、自分で把握しておく必要があります。
半年以上経過し有給がついている人の場合、大抵の会社で給与明細に有給の日数が印字されていると思いますので確認してみましょう。

まだ勤務開始から半年経たない場合は、あと何日で有給がもらえるのか計算しておくと良いですね。
もう少し待てば有給がもらえるはずだったのに「退職を早まって有給消化できなかった」ということになると、10日分の給料をドブに捨てるようなものですからね。
今すぐにでもイヤな環境から抜け出したい気持ちもわかりますが、損をしてしまわないようにこの辺りはしっかり確認しておきましょう。
有給消化については、退職代行の担当者が会社に「本人が有給消化を希望している」と伝えてくれます。
失業保険について調べる
期間工を辞めたあと、いきなり給料がなくなってしまうのは不安ですよね。
就職先が決まっているような場合は問題ありませんが、まだだということでしたら失業保険の受給をおすすめします。

貯金が減っていくばかりの生活は、精神的に大きなダメージです。
期間工も会社で雇用保険に加入し、受給条件を満たしていれば失業保険を受けられます。
その条件とは次のとおり。
【失業保険の受給条件】
1.「就職しようという意思があり、いつでも就職できる能力もあるが、職業に就くことができない」という、ハローワークが定める“失業の状態”である人
2.退職後すぐに就職する人、就職する意思がない人、ケガや病気、妊娠・出産等ですぐに就職できない人
3.離職の以前2年間に、雇用保険の被保険者期間が通算して12カ月以上ある
基本的には、2年間のうちに雇用保険に加入していた期間が、12ヶ月以上あれば失業保険を受ける資格があります!

これは、現在働いている職場だけの期間ではありません。2年遡ってほかの職場でも雇用保険に加入していれば合算できます。
雇用保険に加入していれば、会社から退職時に「離職票(雇用保険被保険者離職票)」が発行されているはずです。
もらったけど「なくしてしまった」「発行してもらえなかった」という人は、再発行も可能なのでハローワークに相談してみましょう。
退職代行を利用しても、だいたいは退職後に離職票が会社から送付されます。もし届かなかった場合、届くか心配な場合は、退職代行の担当者から会社に「離職票が欲しい」と伝えてもらえばOKです。
バックレるくらいなら、退職のプロに任せよう
期間工の仕事がイヤすぎて「今すぐにでも辞めてしまいたい!」と思う気持ちもわかりますが、バックレるのはおすすめできません。

バックレるとは、いわゆる「飛ぶ」ってやつですね。
バックレると、そのときはイヤな仕事を辞められた開放感があると思います。
しかし「あいつは仕事を飛ぶようなやつだ」という烙印を押されて、同じメーカーの仕事に就くのは難しくなりますし、有給消化ができない可能性も高いですね。
有給を全く使ってないのであれば、10日働いた分のお金を捨ててしまうことになるので、これはかなりもったいない!
退職代行を使うと3万円ほどの費用はかかるものの、きちんと有給消化できればこの費用分は充分取り戻せます。
有給のほかにも、失業保険や就職先の相談にも乗ってもらえるので、積極的にプロの手を借りて賢く次のステップに進みましょう。
期間工が退職代行を選ぶときのポイント

次に、期間工が退職代行を選ぶにあたって注意しておきたいポイントをお伝えします。
契約途中であれば「交渉」できる退職代行を選ぼう
繰り返しますが、一般的な退職代行には「法的な代理交渉」は許されていません。
契約途中だと、退職にあたり交渉が必要な場面も考えられるので、あらかじめ交渉可能なサービスを選んでおくと安心です。
交渉できる退職代行を選ぶには、
- 弁護士
- 労働組合
上記どちらかのサービスを選びましょう。
期間工にはコスパの良い「労働組合」がおすすめ
弁護士であれば、交渉や損害賠償への対応なども全て任せられるのですが、料金が高めなのが残念なポイント。

期間工であれば、わざわざ弁護士に依頼する必要のないケースが多いので、一押しはコスパの良い労働組合ですね。
労働組合であれば、交渉してもらって「有給消化をしながら退職日まで過ごす」ということも可能です。
【期間工に最適】即日退職を叶える退職代行3選
というわけで、期間工が辞めるときに使いたい退職代行をご紹介していきます。
期間工は期間の定めのない働き方なので、辞めるときに少々揉める可能性も。
そこで今回は、交渉ができてコスパの良い「労働組合」のサービスの中からおすすめの退職代行を厳選しました。
どのサービスもまずはLINEで無料相談ができるので、気になるところがあればすぐに試してみてください。
男の退職代行

男の退職代行のおすすめポイント
- 労働組合なので交渉OK
- 男性専門で男性が相談しやすい
- 転職サポートあり!お祝い金がもらえる
- サービスの質と料金のバランスが良い
男の退職は、業界では珍しい「男性専用」の退職代行サービス。男性が退職の際に悩むことをよく理解してくれて、転職もサポートしてくれます。
労働組合が運営しているため「有給を消化して辞めたい」などの交渉ごとも全て任せられます。

当サイトでアンケートをとった結果、満足度はNo. 1。しっかりと退職まで導いてくれるイチオシの退職代行サービスです。
総合転職エージェントと提携していて、そこ経由で就職が決まるとお祝い金が最大5万円もらえるチャンスも。
期間工から正社員へのステップアップを狙ってみるのも良いですね!
退職代行サービス名 | 男の退職代行 |
利用料金 | 26,800円 |
総合評価 | |
確実性 | |
サポート満足度 | |
スピード満足度 | |
料金満足度 |
料金(社員) | ¥26,800 | 料金(アルバイト) | ¥19,800 |
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対応可能時間 | 24時間対応 ※有人対応は平日土日営業時間内 | 支払方法 | 銀行振込 クレジットカード コンビニ決済 ペイパル 楽天ペイ キャリア決済 |
追加料金 | なし | 相談方法 | Line メールフォーム |
全額返金保証 | 〇あり | 相談回数の制限 | 無制限 |
弁護士による代行 | ×なし ※弁護士監修はされている | 労働組合による代行 | 〇あり |
転職・再就職支援 | 〇あり 総合転職エージェントと提携。 | 転職祝金 | 〇あり 最大5万円(条件有) |
退職代行実績 | 3,500件以上 | 運営会社 | 退職代行toNEXTユニオン(ネクストユニオン) |
SARABA

SARABAのおすすめポイント
- 即日退職が可能
- 労働組合が運営
- 行政書士監修の退職届を無料プレゼント
SARABAは、多数メディアにも取り上げられる知名度の高いサービス。
相談した当日から対応してくれるので、即日退職が可能です。

25,000円というリーズナブルな料金も大きな魅力ですね。
有給消化サポートが得意で、なんと成功率は98%です。
「どうしても有給消化して辞めたい」という方は、利用を検討してみては?
退職代行サービス名 | SARABA |
利用料金 | 24,000円 |
総合評価 | |
確実性 | |
サポート満足度 | |
スピード満足度 | |
料金満足度 |
料金(社員) | ¥24,000 | 料金(アルバイト) | ¥24,000 |
---|---|---|---|
対応可能時間 | 24時間対応※有人対応も含む | 支払方法 | 銀行振込 クレジットカード |
追加料金 | なし | 相談方法 | 電話 Line メールフォーム |
全額返金保証 | 〇あり | 相談回数の制限 | 無制限 |
弁護士による代行 | ×なし ※弁護士監修はされている | 労働組合による代行 | 〇あり |
転職・再就職支援 | 〇あり ※転職支援会社の紹介のみ | 転職祝金 | ×なし |
退職代行実績 | 6,500件以上 | 運営会社 | 株式会社スムリエ (退職代行SARABAユニオン) |
退職代行Jobs

退職代行Jobsのおすすめポイント
- 労働組合と連携で交渉が可能
- 弁護士監修でサービスの質が良い
- 現金後払いOK
退職代行Jobsは、弁護士監修の退職代行サービス。弁護士が目を光らせているので、サービスの質が良く「違法行為」の心配不要です。
弁護士監修で27,000円という料金の安さもおすすめポイント。

現金後払いも可能なので、手持ちのお金が少なくても「今すぐ」利用できますよ!
弁護士が代行業務を行うわけではありませんが、労働組合なので交渉も可能です。
退職代行サービス名 | 退職代行Jobs |
利用料金 | 27,000~29,000円 |
総合評価 | |
確実性 | |
サポート満足度 | |
スピード満足度 | |
料金満足度 |
料金(社員) | シンプルプラン(退職代行のみ) 27,000円/安心パック(退職代行+労働組合)29,000円 | 料金(アルバイト) | シンプルプラン(退職代行のみ) 27,000円/安心パック(退職代行+労働組合)29,000円 |
---|---|---|---|
対応可能時間 | 24時間対応 ※有人対応は平日土日7時-24時 | 支払方法 | 銀行振込 クレジットカード 翌月払い(Paidy) |
追加料金 | 傷病手当金申請手続きサポートの場合は追加料金 | 相談方法 | 電話 Line メールフォーム |
全額返金保証 | 〇あり | 相談回数の制限 | 無制限 |
弁護士による代行 | ×なし ※弁護士監修はされている | 労働組合による代行 | ×なし |
転職・再就職支援 | 〇あり 総合転職エージェントと提携。 ※株式会社みらい人事 | 転職祝金 | 〇あり 転職お祝い金で最大3万円キャッシュバック |
退職代行実績 | 非公開 | 運営会社 | 株式会社アイリス |
まとめ | 期間工も退職代行で次のステージへ
期間工も退職代行は問題なく使えます。
期間工の仕事は過酷なことも多く、「この環境から抜け出したい」と考える人も少なくありません。
ただし、今すぐ辞めたいからとバックレてしまうのはNGです。
バックレるくらいなら、数万円程度のお金はかかってしまいますが、退職のプロに任せた方がキレイな辞め方ができます。
有給消化をしたり、失業保険をもらってしばらくゆっくり過ごすのも良いですし、退職代行の転職サポートを利用して、正社員を目指してみるのも良いですね。
心身ともに追い詰められてボロボロになってしまう前に、退職代行を使って新しい人生のスタートを切りましょう。
期間工を新しく探すなら、「トナカイのおすすめ期間工」がおすすめです。稼げる期間工について詳しく調べられています。是非見てみてください。