退職代行を調べると必ず出てくるのが、退職代行SARABA(サラバ)です。そこで今回は、「退職代行SARABA」で失敗なく退職できるのか、評判や口コミ、利用の注意点について徹底調査してみました。
退職代行SARABAは、労働組合サラバユニオンが運営する退職代行の先駆け的存在。退職代行の利用を検討している人であれば、一度は目にするであろう有名なサービスです。
まずは退職代行SARABAのサービス説明動画を見てみてください。
動画にもありましたが、大きな特徴は、次のとおり。
- 労働組合の退職代行だから交渉可能
- 料金がどんどん安くなり税込24,000円と安い
- 24時間365日相談可能
- 良くない口コミもあるので注意
では、早速SARABAの基本情報から見ていきましょう。
退職代行SARABAとは
SARABAを運営するのは、合同労働組合である「退職代行SARABAユニオン」。労働組合の退職代行サービスとして、高い知名度を誇ります。
以下の動画はSARABAによる退職代行の説明です。わかりやすく何を退職代行がしてくれるのか説明しているところを見ると、信頼感を感じます。
退職代行サービス名 | SARABA |
利用料金 | 24,000円 |
総合評価 | |
確実性 | |
サポート満足度 | |
スピード満足度 | |
料金満足度 |
料金(社員) | ¥24,000 | 料金(アルバイト) | ¥24,000 |
---|---|---|---|
対応可能時間 | 24時間対応※有人対応も含む | 支払方法 | 銀行振込 クレジットカード |
追加料金 | なし | 相談方法 | 電話 Line メールフォーム |
全額返金保証 | 〇あり | 相談回数の制限 | 無制限 |
弁護士による代行 | ×なし ※弁護士監修はされている | 労働組合による代行 | 〇あり |
転職・再就職支援 | 〇あり ※転職支援会社の紹介のみ | 転職祝金 | ×なし |
退職代行実績 | 6,500件以上 | 運営会社 | 株式会社スムリエ (退職代行SARABAユニオン) |
労働組合の退職代行だから交渉可能
SARABAの強みのひとつは、会社と退職に関する交渉ができる点です。一般的な退職代行ができるのは、基本的に依頼者に代わって会社に退職の意思を伝えることだけ。
その点、SARABAは労働組合なので、会社側との団体交渉(※)が可能です。
(※)第二十八条 勤労者の団結する権利及び団体交渉その他の団体行動をする権利は、これを保障する。
(引用:日本国憲法|電子政府の総合窓口 e-Gov)
合同労働組合(ユニオン)である
SARABAを運営している『退職代行SARABAユニオン』は、合同労働組合(ユニオン)です。
合同労働組合の明確な定義はありませんが、企業内ではなく、個人単位で加盟できるのが特徴。企業別の労働組合とは違い、業種を問わず複数の企業の労働者が構成メンバーとなります。
合同労組(ユニオン)は、概ね以下のような特徴があげられます。
一定の地域を活動の対象としている
中小企業の労働者の加入が多い
1人でも加入できる
労働者であれば雇用形態に関係なく加入できる
労働条件の改善というよりは、組合員の解雇や未払賃金などの個別的な労働紛争を団体交渉の主要な活動とする
(引用:弁護士法人デイライト法律事務所)
SARABAの料金はどんどん安くなり24,000円
2022年2月1日から、25,000円(税込)だった料金が24,000円(税込)に値下げされました。
元々退職代行の料金相場30,000円より安く設定されていましたが、ますますおトクに使えますね。
SARABAは数ある労働組合の退職代行の中でも、料金相場を見るとリーズナブルなサービスです。
サービス名 | 税込料金(正社員) |
退職代行SARABA | 24,000円 |
退職代行Jobs | 27,000円 |
退職代行ガーディアン | 29,800円 |
男の退職代行 | 26,800円 |
ニコイチ | 27,000円 |
ちなみに、追加料金はなし!コミコミ24,000円(税込)で利用できます。料金を安く抑えたい人にとっても、SARABAはおすすめできる退職代行サービスのひとつです。
24時間365日相談可能
退職代行の対応時間は、サービスによってさまざま。
退職の相談をしたくても、仕事が終わった後は営業時間外。LINEやメールで相談したとしても、「返答が遅くてなかなか話が進まない…」というケースも珍しくありません。
その点、SARABAは24時間365日いつでも好きなタイミングで問い合わせ・相談可能。相談の方法もLINEや電話、メールなど好きな方法から選べます。
良くない口コミもあるので注意
SARABAの口コミは、多いものがほとんどですが、中には良くない口コミもあります。
退職代行に限らず、どんな良いサービスであっても悪評は出てくるものなので、仕方のないことなのかもしれません。
あまり良くない口コミが多いと、サービスの質に不安を感じてしまいますが、良い口コミの方が圧倒的に多いのでひどいサービスではないのでしょう。現代は、誰でも気軽に発信できる時代ですから、よほどひどいサービスであれば、悪評がもっと出てくるはずです。
ただ、良くない口コミも参考になることがあるので、良い口コミ・悪い口コミ両方チェックして利用を決断しましょう。
退職代行SARABAの評判・口コミ
ここでは、SNSやネット上で見つけたSARABAの評判・口コミをご紹介します。良い口コミ・悪い口コミ両方ありますので、ぜひどちらの体験談にも目をとおしておいてください。
併せて退職代行SARABの体験談の記事もご確認ください。
良い口コミ
まずは良い口コミからです。
SNSで「退職代行 SARABA」と検索すると、たくさんの口コミが出てくるのですが、利用者による口コミのほとんどが良い内容だったのが印象的でしたね。
新卒で辞めた人の口コミ
やはり料金の安さは重要なポイントのひとつですね。労働組合で25,000円以下というのはコスパ最高です!
保育士を辞めた人の口コミ
現在は24,000円ですが、この頃は25,000円だったようですね。この方は、料金の安さとスピード感ある対応が特に魅力に感じたようです。
料金に満足しているという口コミ
いくら基本料金が安くても、追加料金が発生すると結果的に高額になってしまうことも。SARABAは、税込24,000円と格安ながら追加料金も一切なし。このシンプルな料金体系も魅力的ですね。
スピーディーな対応に満足という口コミ
対応時間が決まっている代行業者も多い中、SARABAは24時間365日対応。やはり、スピーディーな対応が良かったという声は非常に多いようです。
LINEが使えてよかったという口コミ
LINEだと使い慣れている人も多いですし、サクサク連絡が取れて便利ですよね。忙しくて連絡する暇がない人でもSARABAであれば、無理なく利用できるでしょう。
悪い口コミ
次に悪い口コミをご紹介します。失敗を避けるためにも、良い口コミだけでなく、どのような失敗例があるのか、悪い口コミにも目を通しておくと安心です。
思っていたより対応が遅かったという口コミ
悪い口コミは、どちらも連絡がすぐに来なかったというものでした。SARABAの口コミの多くは、スピード感ある対応に満足しているものだったので、基本的にはすぐに対応してもらえるでしょう。
時期や利用者が多いタイミングだと、連絡が遅くなることもあるかもしれません。どうしてもすぐに連絡を取りたい時は、電話連絡してみることをおすすめします。
退職代行サービス全体の悪い口コミ
SARABAを利用した人の悪い口コミは数が少なかったですが、悪い口コミはいくつか見受けられたのでご紹介します。
退職代行サービスを目的として発足した「労働組合」は、そもそも労働組合とは言えない。非弁行為ではないか、といった指摘もなされています。
労働組合の退職代行サービスはスタートしてまだ日が浅いですから、当然非難も出てくるものです。代行内容によっては、非弁行為になる可能性も少なからずあるということを理解した上で、サービスを利用しましょう。
退職代行を使われた側の怒りのツイートもありましたが、「使われる方にも問題があるのでは?」という声も目立ちましたね。
他にも2chの退職代行SARABAへの批判も目を通しておくと良いでしょう。
退職代行SARABAの注意点
ここでは、SARABAを利用する前に知っておきたい注意点について解説します。
SARABAを利用する際の注意点は、下記の2つです。
- 損害賠償や調停・裁判の対応はできない
- 返金補償が適用できないケースがある
それぞれ詳しく解説していきますね。
損害賠償や調停・裁判の対応はできない
SARABAは、弁護士が退職代行をする訳ではないので、損害賠償や調停・裁判の対応は原則できません。
SARABAの公式サイトには、労働組合に対応できる業務として「退職日の調整」「未払い給料や残業代などの金銭の請求」「退職したら損害賠償だと言われた場合の対応」と書かれています。
また「損害賠償を請求すると言われたらどうしますか?」という問いに対し、下記のように回答しています。
「実際に、訴えられたケースは一度もありませんのでご安心ください」ということなので、よほどのことがない限り損害賠償を求められることはないでしょう。
ただし、損害賠償を請求された際の具体的な対応方法については記載がないため、少々不安を感じてしまいますね…。
損害賠償や調停、裁判など会社側と大きなトラブルになりそうな場合は、あらかじめ労働組合ではなく弁護士に依頼する方が安全で確実です。
返金補償が適用できないケースがある
SARABAは、全額返金補償付きの退職代行ですが、条件によっては返金できないケースもあります。
返金されるケースと、されないケースに分けて解説していきますね。
【返金されるケース】
SARABAの公式サイトには、次のような記載があります。
「万が一、退職できなければ全額返金致しますが、依頼者都合、委任契約、委託契約、請負契約は全額返金はできません。予めご了承ください。」
(引用:退職代行SARABA公式サイト | 特定商取引法に基づく表記 ・免責事項)
つまり、退職代行を実行した結果、退職できなかった場合は全額返金されます。
【返金されないケース】
入金後「退職代行を使うのを辞めた」「退職自体を諦めた」など自己都合で退職できなかった場合には返金対象とはなりません。
また、委任契約、委託契約、請負契約(※)の場合も返金されないため注意が必要です。
(※)【委任契約、委託契約、請負契約について】 ・委任契約:法律行為を委託する契約 ・委託契約:自社で対応できない業務を、他社や個人など外部に任せる契約 ・請負契約:仕事の完成を義務づける契約
退職代行のほとんどが、キャンセル自体は可能ですが、入金・申し込み後の自己都合による返金は不可となっています。
退職代行で辞められなかったのに返金されないというトラブルを避けるためにも、申し込みをする前に「本当に退職したいのか」「退職代行を使うべきなのか」しっかり意思を固めておきましょう。
退職代行SARABAのメリット
- 労働組合運営なので、会社との交渉可能
- とにかく返信が早くてわかりやすい
- 料金が24,000円と他者よりもリーズナブル
上記のとおり労働組合は会社と交渉する権利がありますので、
有給の取得や会社への未払い賃金の交渉が可能です。それらができない一般の退職代行会社よりメリットがあると言えます。
また、SARABAはスピードをかなり大切にしています。24時間365日対応してくれますし、LINEで問い合わせると3分程度でクイックに返信が返ってきます。
そして、これらのメリットがありつつも料金は他の退職代行よりも比較的安い24,000円で対応してくれる点も非常に魅力的です。
退職代行SARABAのデメリット
- 損害賠償請求や法的な措置ができない
- 会社から依頼者への連絡を完全に遮断することはできない
会社と損害賠償などのトラブルが起きた際には必ず弁護士が対応する必要があります。SARABAは弁護士によって運営はされないため対応できません。必要であれば、弁護士法人みやびに退職代行をお願いするのが良いでしょう。
また、これはSARABAに限った話ではありませんが、会社が直接、無理に依頼者へ連絡することがあります。家に訪問することもあるようです。退職代行業者からそのようなことはしないよう申し出るものの、強制力がないのが実態です。
退職代行SARABAの利用が向いている人と向いてない人
退職代行はそれぞれ特徴があるため、自分に合ったサービスを選ぶことが重要です。
ここでは、SARABAが向いている人、向いていない人に分けて解説していきますので、果たしてSARABAは自分にぴったりなのかチェックしてみてください。
SARABAの利用が向いている人
SARABAの利用が向いているのは、次のような人です。
- 実績豊富で有名なサービスを利用したい人
- 即日で辞めたい人
- 安い退職代行を探している人
- 会社側との交渉をお願いしたい人
- 有給を使って辞めたい人
- 全額返金補償付きのサービスが良い人
実績豊富で有名なサービスを利用したい人
SARABAは、いち早く労働組合の退職代行として活動を始めた退職代行サービスです。その分注目度も高く、テレビや新聞、ネットニュースなど、多数のメディアにも取り上げられています。
注目度が高く、利用者が多いからこそ様々な意見も見受けられますが、実績が豊富で有名なサービスを利用したい人にとってSARABAは、最適なサービスだと言えます。
即日で辞めたい人
SARABAは、24時間365日LINEや電話、メールで申し込みや相談を受け付けています。休日や深夜でも対応してもらえるのは、忙しい人にとっては非常に助かりますね。
会社への退職連絡は全てSARABAが代理でしてくれるので、怖い上司や会社の人と顔を合わせるどころか、話す必要もありません。
安い退職代行を探している人
「なるべく安い退職代行を選びたい」という人は多いはず。
SARABAは、労働組合運営でありながら追加料金なしの税込24,000円と大変リーズナブル。料金の安さで見ても、SARABAは魅力的なサービスだと言えます。
会社側との交渉をお願いしたい人
SARABAは、労働組合運営で会社との交渉が認められています。
- 有給を使い切って辞めたい
- 未払いになっている残業代を請求してほしい
- 希望日に合わせて退職日を調整してほしい
このような要望がある人には、労働組合運営のSARABAはぴったり。無料相談の際に、要望は全て伝えておきましょう。
有給休暇を取得して辞めたい人
SARABAは、有給消化サポートにも力を入れており、成功率は98%を誇ります。
有給を取得することは労働者の権利(※)なので、通常は申請すれば使わせてもらえます。
しかしながら、常に人員不足のブラック企業などでは簡単に消化させてくれないケースも。有給取得が難しいケースや、絶対に有給消化して辞めたい人にもSARABAはおすすめです。
(※)第39条 使用者は、その雇入れの日から起算して六箇月間継続勤務し全労働日の八割以上出勤した労働者に対して、継続し、又は分割した十労働日の有給休暇を与えなければならない。
(引用元:労働基準法 | 電子政府の総合窓口 e-Gov)
ちなみに、付与される有給の日数は勤続年数により異なります。
- 6カ月 10日
- 1年6カ月 11日
- 2年6カ月 12日
- 3年6カ月 14日
- 4年6カ月 16日
- 5年6カ月 18日
- 6年6カ月以上 20日
有給の残日数は、給与明細に記載されている企業がほとんどです。もしわからない場合は、会社の給与担当者や人事に尋ねてみると教えてもらえますよ。
6.全額返金補償付きのサービスが良い人
退職代行業社によっては、退職に失敗しても返金してもらえないことも。その点、SARABAは、退職代行を実行して辞められなかった場合に全額返金されるので安心です。
ただし全額返金補償が適用されるのは「退職代行を実行した結果、退職できなかった」場合のみなので、その点はご注意ください。
SARABAの利用が向いてない人
SARABAの利用が向いていないのは、次のような人です。
- 弁護士しかできない業務をお願いしたい人(損害賠償の請求など)
- 後払いしたい人
それぞれについて解説していきます。
弁護士しかできない業務をお願いしたい人(損害賠償の請求など)
パワハラやセクハラで損害賠償を請求したり、会社から損害賠償を求められそうな場合、さらに調停、裁判までトラブルが発展しそうな場合など、大きなトラブルに発展しそうな場合は、労働組合ではなく弁護士に依頼しましょう。
ただ、いち従業員が辞めるだけで、ここまで大きなトラブルになることは稀なことです。通常は、交渉ができてリーズナブルでコスパの良い労働組合を選んでおけば問題ありません。
後払いしたい人
SARABAの支払い方法は、「銀行振込」か「クレジットカード」の2択です。
後払いが良い人は、辞めるんです、男の退職代行、わたしNEXT、退職代行Jobsなど後払いが可能な退職代行を利用すると良いでしょう。
もし、請求が翌月であればOKということでしたら、クレジット払いを選択するのもアリです。
退職代行SARABAの利用の流れ
SARABAはたった4つのステップで利用できます。
具体的な流れは、次の通りです。
- Step1.無料相談を受ける
- Step2.内容に納得したら正式に申し込む
- Step3.担当者との打ち合わせ
- Step4.会社にSARABAから退職の連絡を入れる
もちろん、会社の人と顔を合わせたりやり取りする必要は一切ありません。
Step1.無料相談を受ける
SARABAの公式サイトから、電話・LINE・メールお好きな方法で問い合わせできます。
- 即日退職したい
- 有給休暇を消化できるように伝えてほしい
- 離職票を郵送してもらいたい
- いつまでに辞めたい
- 家族にバレずに退職したい
- 会社の人と連絡を取りたくない
など、要望は全て伝えておいてください。相談は無料なので、気軽に利用できますよ。
実際に、SARABAとLINEでやりとりをして退職した人の体験談をまとめた記事があります。どのように相談できるのか参考になりますので見てください。
Step2.内容に納得したら正式に申し込む
相談内容に納得したら、入金をして正式に申し込みます。
料金は今後変更になる可能性もありますが、2022年5月現在、雇用形態を問わず一律24,000円(税込)です。追加料金は発生しません。
Step3.担当者との打ち合わせ
申し込みの確認が取れ次第、退職代行を実行し即日退職も可能です。
担当者と退職日など、具体的なスケジュールの打ち合わせをしたあとに会社に連絡します。
Step4.会社にSARABAから退職の連絡を入れる
SARABAが、会社側との退職に関する連絡を全て代行します。
退職が完了するまで、電話・メール・LINEにて、回数無制限で対応してもらえるので、安心して任せられますよ。
SARABAが退職の意思を会社に伝え、退職日を迎えれば無事退職完了です。お疲れ様でした!
他の退職代行との比較
ここでは、大手退職代行3社(EXIT、退職代行toNEXTユニオン、弁護士法人みやび)とSARABAを徹底比較していきます。
どのような違いがあるのか、見ていきましょう。
退職代行EXITとの比較
まずは、EXITとSARABAを比較していきましょう。
退職代行EXITは、社長が社長の人気リアリティ番組「テラスハウス」に出演していたことでも有名です。
サービス料金がこれまで50,000円でしたが、現在は20,000円と大幅に値下げされています。
SARABAとEXITの違いは、労働組合の運営するサービスか否かというところですね。会社との交渉をお願いしたい場合は「SARABA」、交渉の必要がなくリーズナブルな退職代行を使いたい人には「EXIT」がおすすめです。
退職代行toNEXTユニオン(男の退職代行・わたしNEXT)との比較
次に、退職代行toNEXTユニオンとSARABAを比較していきます。
退職代行toNEXTユニオンの手がける男の退職代行&わたしNEXTとSARABAは、どちらも労働組合の運営する退職代行サービスです。
両者の違いとしては、まず料金の違いが挙げられます。男の退職代行は27,000円(税込)、わたしNEXTは29,800円(税込)、SARABAは24,000円(税込)です。
退職代行toNEXTユニオンのサービスは、男性・女性それぞれが抱える職場での悩みを打ち明け安い雰囲気が特徴。
さらに、弁護士監修でさらにJRAA(日本退職代行協会)の「特級認定」を取得していることから、質が高く信頼感があります。
SARABAも信頼できる退職代行ですが、より高い質を求める方は、男の退職代行もしくはわたしNEXTをチェックしてみてください。
弁護士法人みやびとの比較
最後に、弁護士法人みやびとSARABAを比較していきます。
弁護士法人みやびとSARABAの大きな違いは、弁護士or労働組合というところ。どのような業務(交渉してほしい、損害賠償の対応をしてほしいなど)をお願いしたいかによって、どちらにするか決めると良いでしょう。
損害賠償への対応や裁判などが必要な場合は、弁護士が代行してくれる弁護士法人みやび。金銭請求や裁判など大きなトラブルに発展する可能性がなければ、コスパの良い労働組合の退職代行がおトクでおすすめです。
退職代行SARABAに関するよくある質問
最後に退職代行SARABAに寄せられる、よくある質問にお答えします。
本当に退職できる?
公式サイトには、「今まで数々のご相談に対応させていただきましたが、退職できなかったことは一件もありません」と記載がありました。
退職率100%の退職代行サービスですから、失敗するリスクは極めて低いと思われます。また、万が一退職できなかった場合には、全額返金されます。
退職理由はどうなる?
退職代行で辞める場合は「自己都合退職」になります。
「退職代行で辞めた」とは記入する必要もなく、SARABAから転職希望先や再就職先など、外部に知らせることもありません。
代行してもらった後に、会社から連絡はくる?
SARABAから会社へ「本人には連絡しないように」と伝えるため、ほとんどの会社はそのように対応してくれます。
しかし、強制力はないため、会社によっては本人に直接連絡しようとする場合も。会社から連絡があったら、退職代行の担当者にその旨を伝えて対応してもらいましょう。
転職希望先や再就職先にバレない?
SARABAから転職希望先や再就職先に連絡することはないので、原則バレることはありません。ただ、田舎に住んでいる場合などは、噂が広まって知られてしまう可能性があります。
お住まいの地域などによってもバレるリスクは異なりますが、依頼者が周囲に退職代行を使ったと話したりしない限りは、バレる可能性は低いです。
転職活動をしたい。転職支援は受けられる?
退職手続きをしながら自力で転職サイトの求人情報を検索したり、ハローワーク に通って就活するのも良いですが、SARABAの転職サポートを利用するのもおすすめです。
退職が決まれば、無料で転職サポートを受けられます。SARABAおすすめの人材紹介会社(転職エージェント)を通して転職活動をして、現在より年収アップも望めます。
保険証や制服、社員証などの貸与物の返却はどうしたらいい?
本人から会社宛に返却物を郵送することになります。最後の出勤日に、会社のデスクやロッカーなどにまとめて置いてくるとその手間も省けます。
SARABAの退職成功率がほぼ100%ということだが、失敗したことがある?
SARABAの公式サイトには、「失敗したというよりも、会社側から、休業と退職のどちらがいいのかと問われたとお伝えした際に、休業の方をご依頼主様が選んだことが過去にあります」と記載がありました。
退職には至らなかったわけなので、ほぼ100%としているとのことです。
離職票などの書類はもらえる?
離職票や源泉徴収票など必要な書類は、退職代行業者から会社側に「郵送してほしい」と伝えてもらえます。
基本的には、退職代行で辞めたからと離職票や源泉徴収票などの重要な書類を送らないということはないのでご安心ください。
万が一、離職票を郵送してもらえない場合は所轄ハローワークへ。源泉徴収票が郵送されない場合は、所轄税務署に「源泉徴収票不交付の届出書」を提出しましょう。
サラバユニオンは脱退することができますか?
公式サイトには「退職が完了すればすぐに脱退することができます」とあります。また、SARABAの利用規約にもしっかり書いてあります。
第14条(退職代行ユニオン)
退職代行SARABAの利用規約より
退職代行サービスの利用ユーザーは、当社へ利用の申込または利用料金の振込み後、退職代行サービス実施の指示や具体的な内容を提示すると同時にユニオンの規約に同意したものとし、当社が認めた者に限りユニオンへの加入を許可するものとします。なお、当社へ利用の申込または利用料金の振込み後からユニオン脱退前の期間内であればいつでもユニオンが定める合同労働組合規約の閲覧を請求することができるものとします。
ユニオンからの脱退については、本人からの退職代行サービスのキャンセル又は脱退の希望が申し入れられた場合、もしくは退職代行サービスの完了及び当社又はユニオンが脱退が適当と認めた場合において、当社又はユニオンが定めた日付けで脱退するものとします。
SARABA以外の労働組合について知りたい
労働組合の退職代行も数が増え、退職代行toNEXTユニオン(男の退職代行、わたしNEXT)、退職代行Jobs、ニコイチ、退職代行ガーディアンなど多数の業者が存在します。
より詳しく知りたい方は、こちらで労働組合の退職代行についての情報を詳しくお伝えしていますので参考にしてみてください。
退職代行を実施する当日に退職は可能?
民法の規定によると、正社員など期間の定めのない無期雇用労働者であれば、2週間前までに退職の意思を伝えれば良いとされています。
退職代行で辞める場合は、有給が残っていれば有給消化をしながら(なければ欠勤扱いにしてもらう)退職日まで過ごすのが一般的です。
代行日当日の出勤は必要ないので、実質的な即日退職が可能となります。
退職代行SARABAの評判に関するまとめ
今回は退職代行SARABAについて徹底解説しました。
SNSやネット上の口コミ・評判を見てみると賛否両論ありますが、口コミが多いということは、それだけ注目度が高く利用者が多いということ。
実際に利用した人の口コミのほとんどが、「スピーディーな対応だった」「料金が安くて良かった」「無事退職できた」という内容だったことから、SARABAは満足度の高い優良な退職代行だと言えます。
利用を検討している方は、ぜひ退職代行SARABAの公式サイトから無料相談を受けてみてください。