退職代行で辞める人はクズではない。批判や賛同する人の意見も含め解説

退職代行の基礎知識
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退職代行を利用して辞めたいとは思うものの、退職代行の2chスレッドなどをみていると、「退職代行で辞めるのはクズ?」「非常識かもしれない」と悩む人もいるのではないでしょうか。

退職代行はまだまだ新しいサービスですから、世間的にはまだまだ認知が低くサービスの内容をよく理解していない人からは、クズ、非常識、逃げといった声も聞かれます。

しかし、退職代行で辞める人は決してクズではありません。この記事では、退職代行で辞めることがクズではない理由と、SNSでの賛否の声、退職代行を利用するメリットについて解説します。

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退職代行の利用を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。

退職代行で辞めてもOK!クズではない理由

退職代行とは、依頼者に代わって会社に退職の意思を伝えるサービスです。

退職の意思は自分で伝えなければならないのでは?と思う人も多いと思いますが、退職代行を利用して辞める人は決してクズではありません

その理由は具体的に以下の3つです。

・労働者には退職する自由がある
・劣悪な環境から抜け出すための手段
・労働者自身の心身の健康が最優先

それぞれ詳しく解説していきます。

労働者には退職する自由がある

退職することは労働者の自由であり、自衛隊など特定の職業や契約を除けば会社側が拒否することはできません。

日本国憲法 第22条 何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。

引用元:電子政府の総合窓口 e-Gov

民法で次のように定められているため、ルールにしたがって退職代行を利用すれば、違法性はないのでご安心ください。

(期間の定めのない雇用の解約の申入れ)

民法第627条① 項当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

引用元:e-GPV法令検索

つまり正社員のような無期雇用の場合は、2週間以上前に申し出れば退職可能ということ。退職日までの2週間は、有給消化などしながら過ごせば休んでいても給料をもらえます。

事務職員<br>20代女性
事務職員
20代女性

派遣社員なのですが、退職代行で辞められますか?

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パートやアルバイト、派遣社員、契約社員といった有期雇用の場合は、少し条件が変わってきますが、会社を辞めることは可能ですし、退職代行も利用できます。

劣悪な環境から抜け出すための手段

退職代行を利用して辞める人は、ブラック企業勤めなど劣悪な労働環境化で働いている人が多い特徴があります。

「パワハラ上司に退職を切り出せない」「人手不足で今辞めたら退職金を出さないと脅された」など、辞めたくても辞められない人にとっては、退職代行は最後の切り札的存在です。

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ツライ職場で嫌々働き続けるよりも、退職代行ですっぱり辞めて次に進みましょう。

労働者自身の心身の健康が最優先

長時間労働やパワハラ、過剰なノルマなど仕事上のストレスによってうつ病など精神的な病にかかってしまったり、自分で命を絶ってしまう人も少なくありません。

厚生労働省の「自殺の統計」によると、2019年の自殺者はおよそ2万人。同機は様々ですが、職場の人間関係や仕事上の失敗、労働による疲れなどの勤務問題を原因とする自殺は、およそ10人に1人にも登ります。

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自殺までいかないとしても、健康上の問題で社会復帰ができない人も少なくないのが現状です。辛い職場で頑張り続けるよりも、心身を守ることが最優先。退職代行を活用して、自分の身は自分で守っていきましょう。

退職代行の利用に反対する声

I T企業勤務<br>30代男性
I T企業勤務
30代男性

退職代行でネット検索をすると、ネガティブな意見がたくさん出てきて不安になります。

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たしかに賛否両論さまざまな意見がありますよね。

残念ながら、退職代行を利用して辞めることに反対する意見もあります。厳しい意見に退職代行の利用を躊躇してしまう人もいることでしょう。

しかし、あくまでこれからは全て個人の意見です。どのようなサービスか知らずに表面的なイメージだけで批評をしている人も少なくないので、参考程度に見ておくと良いでしょう。

退職代行に反対する意見には、次のような声が多かったです。

・退職代行で辞めるのはクズ・非常識
・お金がもったいない
・法律違反なのではないか
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Twitterで見つけたリアルな声を集めて見ましたので、一つずつ見ていきましょう。

退職代行で辞めるのはクズ・非常識

I T企業勤務<br>30代男性
I T企業勤務
30代男性

やっぱり退職代行で辞めるのは非常識だと思っている人も多いんですね…。

サイト管理人
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そうですね。ただ、あくまで他人の意見。退職代行に限らず、たいてい批判的な意見も出てくるものです。

お金がもったいない

事務職員<br>20代女性
事務職員
20代女性

たしかに数万円払うのはもったいない気はします…。

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すんなり辞めさせてくれるような職場であれば、数万円の料金が高く感じるかもしれません。ただ、ブラック企業などでは簡単に辞めさせてくれないことも珍しくありません。辞めたくても辞められない人にとっては、決して高い出費ではないでしょう。

法律違反なのではないか

I T企業勤務<br>30代男性
I T企業勤務
30代男性

退職代行は、法律違反なんですか?

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一般業者が会社と交渉をすれば非弁行為ですが、弁護士や労働組合であれば合法的に交渉できます。

労働組合は、日本国憲法によって「団体交渉」を行う権利が認められています。非弁行為が心配であれば、弁護士か労働組合のサービスを利用しましょう。

第二十八条 勤労者の団結する権利及び団体交渉その他の団体行動をする権利は、これを保障する。

(引用元:日本国憲法|電子政府の総合窓口 e-Gov)
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退職代行に関して批判的な声も少なくないですが、法律的に問題はありません。次に退職代行の利用に賛成する声をご紹介しますので、そちらもチェックしておいてください。

退職代行の利用に賛成する声

退職代行で辞めることに対して、クズだ非常識だといった反対意見もありますが、賛成意見も多数見受けられます。

様々な賛成意見がありますが、大きく次の3つの声が目立ちました。

・健康を害するくらいなら利用した方が良い
・退職代行を使われる会社にも問題がある
・自分も退職代行で辞めればよかった

自分の健康や命を守るのが最優先

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退職代行を使うことに申し訳なさを感じる人もいますが、何より自分の命を守ることが最優先。働けなくなってしまったら、元も子もないですからね。

退職代行を使われる会社にも問題がある

I T企業勤務<br>30代男性
I T企業勤務
30代男性

たしかに、わざわざお金を払って退職代行をお願いするということは、会社側にも問題があるからでしょうね。

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問題のある会社は多いですね…。そのような会社は退職代行を使って早く抜け出しましょう。

自分も利用すれば良かった

カフェ定員<br>20代女性
カフェ定員
20代女性

退職代行を利用すればよかったという声もあるんですね。

サイト管理人
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そうですね。ブラック企業などに勤めていると、強い引き止めにあったり、退職を切り出せないなど簡単に辞められないことが多いですからね。退職代行はお金はかかりますが、時間と手間を省けます。

自分で退職を伝えても批判する人はいる

例え退職の意思を自分で伝えたとしても、

  • メンタルが弱いからだ
  • 忍耐力がない
  • コロコロ仕事を変えるのはクズ

といった感じで、何かしら批判はされるものです。辞めることが決まっているのなら、ずるずる居続けるのは時間の無駄。退職代行ですっぱり辞めて、新しい一歩を踏み出しましょう。

クズかも?と悩む人が退職代行を使うメリット

退職代行で辞めるのは「クズかもしれない」と悩む人にとって退職代行を使うメリットはいくつかあります。

その中でも特に注目するべきメリットは次の3つです。

  • 会社の人と直接やり取りする必要がない
  • バックレよりも安全に辞められる
  • 実質的な即日退職も可能
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それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。

会社の人と直接やり取りする必要がない

退職代行を利用すれば、怖い上司や会社の人と直接やり取りする必要がないため、辞めると言い出しにくい人にもおすすめです。

退職代行が間に入ることで、強い引き止めや上司の脅しに合うこともありません。会社とのトラブルを避けたい場合は、交渉ができる弁護士や労働組合が提供する退職代行業者を選ぶようにしましょう。

バックレよりも安全に辞められる

ツライ職場で働いていると「このままバックレてしまおうか」と考える人もいるかと思います。しかし、バックレは絶対に避けるべきです。

連絡なしで突然辞めてしまったり、無断欠勤したことが原因で会社に損失を与えてしまうと、損害賠償を求められたり懲戒解雇になる可能性も。

退職代行であれば退職のプロが対応してくれますし、きちんと「退職する」伝えられるので大きなトラブルを避けられます。

実質的な即日退職も可能

退職代行の担当者が会社に退職の意思を伝えた後は、基本的に出社することはありません。有給が残っていれば、有給消化でもして退職日までのんびり過ごせます。

入金後すぐに対応してくれるサービスも多いので、実質的な即日退職も可能。スピーディーな退職が叶えられます。

退職代行業者によっては、転職サポートを提供しているところもあるので、有給消化中に転職活動をして過ごすのもおすすめです。

確実に退職させてくれるおすすめの退職代行3選

退職代行で退職を成功させるには、サービス選びが重要です。中には法律違反をしていたり、追加料金がかかって高額になるところもありますので、信頼できる退職代行を選ぶようにしましょう。

信頼できる退職代行を選ぶことが大切とはいえ、「どこを選んだらよいか迷う」という人も多いかと思います。そこで、退職成功率100%の確実性の高い退職代行を3つご紹介します。

・退職代行ネクストユニオン
・SARABA
・弁護士法人みやび

どこを選んだら良いか分からないという人は、上記から選んでおけば間違いありません。

3つのサービスとも労働組合か弁護士事務所が運営していて、会社との交渉ができるので、引き止めの対応や有給休暇の交渉、残業代の請求も可能です。

退職代行ネクストユニオン

私ども一押しのサービスが、退職代行ネクストユニオンが提供する「男の退職代行」と「わたしNEXT」、そしてサブスクの退職代行「ヤメホー」です。

男の退職代行とわたしNEXTは、JRAA(日本退職代行協会)の特級認定を取得しています。JRAAの特級認定は、100を超える検査項目におよぶ厳正な審査をクリアした優良な退職代行サービス事業者にのみ与えられる認証です。

さらに、合同労働組合(ユニオン)が退職代行を行うので違法性の心配もありません。

退職代行サービス特徴税込料金
男の退職代行男性に特化した退職代行サービス。 20~30代を中心に利用されています。26,800円
わたしネクスト女性専門の退職代行サービス。 女性の悩みに寄り添い退職をサポートしてくれます。29,800円
ヤメホー男の退職代行またはわたしネクストを1年間で 2回利用できるサブスクリプションプラン。

パワハラやセクハラなど、男女それぞれ職場で抱える悩みがあると思います。そういった悩みにもしっかり寄り添いサポートしてくれる点も、退職代行ネクストユニオンのサービスを利用する大きなメリットです。

退職代行サービス名男の退職代行
利用料金26,800円
総合評価4.1
確実性5.0
サポート満足度3.8
スピード満足度3.8
料金満足度3.8

料金(社員)¥26,800料金(アルバイト)¥19,800
対応可能時間24時間対応
※有人対応は平日土日営業時間内
支払方法銀行振込
クレジットカード
コンビニ決済
ペイパル
楽天ペイ
キャリア決済
追加料金なし相談方法Line
メールフォーム
全額返金保証〇あり相談回数の制限無制限
弁護士による代行×なし
※弁護士監修はされている
労働組合による代行〇あり
転職・再就職支援〇あり
総合転職エージェントと提携。
転職祝金〇あり
最大5万円(条件有)
退職代行実績3,500件以上運営会社退職代行toNEXTユニオン(ネクストユニオン)

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男性なら「男の退職代行」、女性なら「わたしNEXT」を最初にチェックすることをおすすめします。次の職場も辞める可能性がある場合は、「ヤメホー」がおトクです。

SARABA

退職代行SARABA

退職代行SARABAは、労働組合が運営する退職代行です。いち早く労働組合として退職代行サービスを提供したことから、大手メディアでも多数取り上げられ高い知名度を誇ります。

労働組合が退職代行を行うため、一般業者とは違い弁護士法に違反する心配も不要。万が一退職に失敗した場合でも、全額返金保証があるため安心です。

さらに成功率98%の有給消化サポートが受けられるのも、退職代行SARABAの魅力のひとつ。24時間365日、休日や深夜でも可能な限り対応してくれるので、即日退職も可能です。

退職代行サービス名SARABA
利用料金24,000円
総合評価3.5
確実性4.0
サポート満足度3.5
スピード満足度3.6
料金満足度3.1

料金(社員)¥24,000料金(アルバイト)¥24,000
対応可能時間24時間対応※有人対応も含む支払方法銀行振込
クレジットカード
追加料金なし相談方法電話
Line
メールフォーム
全額返金保証〇あり相談回数の制限無制限
弁護士による代行×なし
※弁護士監修はされている
労働組合による代行〇あり
転職・再就職支援〇あり
※転職支援会社の紹介のみ
転職祝金×なし
退職代行実績6,500件以上運営会社株式会社スムリエ
(退職代行SARABAユニオン)

弁護士法人みやび

退職代行サービス「弁護士法人みやび」

弁護士法人みやびは、東京新聞など多数メディアから注目される弁護士法人による退職代行サービス。

弁護士が直接対応してくれるので、他者に断られた困難なケースも対応可能。有給消化の交渉、残業代・退職金の請求、損害賠償請求など全て任せられます

弁護士の退職代行は高額になることが多く、最終的にいくらかかるか不安になることも多いですが、弁護士法人みやびは着手金55,000円、残業代・退職金を請求する場合は回収額の20%と料金がしっかり明示されているので安心です。

退職代行サービス名弁護士法人みやび
利用料金55,000円
総合評価3.3
確実性3.0
サポート満足度3.2
スピード満足度3.7
料金満足度3.3
料金(社員)55,000円料金(アルバイト)55,000円
対応可能時間24時間対応
※有人対応は平日土日10時-21時
支払方法・銀行振込
追加料金オプション項目(残業代・退職金の請求等)を依頼する場合相談方法・Line
・メールフォーム
全額返金保証×なし相談回数の制限無制限
弁護士による代行〇あり労働組合による代行×なし
転職・再就職支援×なし転職祝金×なし
退職代行実績非公開運営会社弁護士法人みやび

退職代行サービスのよくある質問【Q &A】

最後に退職代行でよくある質問にお答えします。

退職代行で本当に辞められますか?

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はい、辞められます。だいたいの会社は退職代行から連絡があれば、あっさり認めてくれます。「もっと早く利用すればよかった」という声も多いですね。

次の日から仕事に行きたくありません。大丈夫ですか?

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要望があれば依頼当日に、退職代行業者から当日や翌日から出社したくない旨と併せて退職の意思を会社側に伝えてくれます。退職日まで有給消化をすれば、実質的な即日退職が可能です。

会社から訴えられたりしませんか?

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会社によっては「訴えるぞ」などと脅してくる会社もありますが、弁護士に依頼すると数十万円のコストをかけなくてはならないため、退職代行で辞めるというだけで訴えられることはありません。

退職代行で辞める場合、自分がしないといけないことはある?

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気になる退職代行で無料相談を受けて、内容に納得できたら入金します。あとは退職届や会社からの貸与物や保険証を会社に郵送すればOK。これからも退職代行から指示があるので難しいことは何もありません。

離職票などの書類はもらえるの?

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離職票や雇用保険被保険者証、年金手帳などは、退職代行業者から会社に郵送するようきちんと伝えてくれるのでご安心ください。

決してクズではない!悩まずに退職代行を利用しよう

退職代行で辞める人は、決してクズではありません。人によって退職代行に対するイメージは様々ですが、退職するのは自由ですし、信頼できるサービスを選べば違法性もなく安全に辞められます。

退職代行で会社を辞めたいけど、クズかもしれないと悩まなくても大丈夫。ぜひ、退職代行で新しい一歩を踏み出しましょう。

今回紹介した退職代行サービスは、どこも相談は無料なので、気軽に問い合わせてみてくださいね。